パイプ職人として駆け出しだったころS.Ivarssonが当時働いていたパイプショップ(スーア)に新人として入ってきたのがポール・ラスムッセンでした。
その後、デンマークのハンドメイドパイプの発祥の地ともいわれるこのスーア店のオーナーとなります。
この店には後の名パイプ作家となるホルベック、フォーマー、イエスといった人物が訪れ、パイプの修理や製作に励んだ場所でもあります。
ポール・ラスムッセンのパイプ
ハンドメイドパイプブームの立役者となった人物で、現在でもパイプコレクターの憧れのアイテムとなっています。
伝統的なパイプ作りを得意としていて、ベーシックながら徹底的に追求されたクオリティは多くのパイプ愛好家を魅了しています。
1966年にこの世を去る
デンマークパイプのブームが最骨頂に達しようとしていた矢先にラスムッセンが心臓の病で倒れ、この世を去ってしまいます。
その時の妻で女性のパイプ作家では最も有名なアンネ・ユリエがショップのあとを継ぎ
アンネ・ユリエが作るパイプのマウスピースには赤と白のマークが入っていますが、これはラスムッセンから受け継いだものです。
ステムにSUHRと刻印が入っているものがラスムッセン作のパイプの証でもあります。
ラスムッセンは他の職人に自身のパイプ技術を教えることはなかったとされていますが、多くの作家に影響を与えたことは確かです。
買取について
現在ではなかなか見かけることのなくなったPoul Roussmussenのパイプ。
恐らく、Sixten Ivarssonの作品よりも出回る数は少なくなっているのではないでしょうか。
黎明期を担った人物のパイプはまさにお宝であり、その多くがコレクターの間で流通しています。
特にストレートグレインの物は高額査定が期待できます。
当店ではPoul Roussmussenの作品は当店では全て高額買取対象となっております。
クラシックシェイプをはじめ珍しいシェイプのものは特に買取注力中ですのでまずはお気軽にお問い合わせください!