古い歴史を持つLarsenは誰か個人をさしているわけではなく、デンマークの王室御用達でコペンハーゲンの中でも最も有名なパイプショップです。
W.O.Larsenは1864年に創業。
5代にわたって家族経営が続けられ、Ole Larsenが店の地下でパイプ製造を始めたことがルーツとなっています。
手始めにパイプ職人を雇い、パイプブームの時代もあいまって順調に事業を拡大。
そこで作られた独自のパイプをW.O.Larsenと名づけられ販売がなされています。
ラルセンは著名のパイプ作家を多く輩出する名店としても有名で、イエス、フォーマーなどが挙がります。
ラルセンから発売されているパイプは基本的にクラシックシェイプのものがほとんどで、手作りのフリーハンドシェイプも存在しますが限られた数となっています。
多くは量産品ではなくミドルエンドのパイプを中心として中には高級クラスのハンドメイド製のものも発売されていました。
他の著名デンマーク作家のものと比較すればわりと手ごろな金額で良質なパイプといえます。
また、誰でも抵抗なく手にとれる馴染み深いデザインは多くのパイプ愛好家に支持されていました。
W.O.Larsenの現在と買取について
その後、消耗品的な安価なパイプ量産を行うため、Geroge Jensenの工場を買収したものの計画は思うようにはいかず、結果的にW.O.Larsenはスタンウェルの一部となり、現在はタバコ葉のブランドの印象の方が強いかもしれません。
もちろん今でもLarsenのパイプを愛用する方は多く、特に最高級グレードのPearlなどは高額査定の対象となっています。
独立した名作家が作ったものは特に査定額が跳ね上がる傾向にあります。
買取価格の幅は広く、下は1000円のものから高い物だと100,000円以上の値打ちがあるものもあります。
この差は素材や誰が作ったものかという点が大きく左右するポイントとなります。
当店でもW.O Larsenのパイプは買取を行っておりますよ!