国内のみならず世界的にも著名なTSUGEのパイプ
ツゲのルーツは創業者の柘恭一郎氏がタバコ用のホルダー製作の試みたのが始まりでした。
当時はアイボリーの木材が手に入れることが出来ず、変わりの桜の木を使ってホルダーを製作していました。
日本でのパイプブームの到来
実際にパイツ作りを始めたのは戦後間もないころの時でした。
ダグラス・マッカーサーのトレードマークでもあったパイプが世間の目に留まり、それと同時に米国軍からパイプタバコが流通するようになったことでTSUGEのタバコホルダーの売れ行きも一気に伸ばしていきました。
パイプブームが本格化したころ、ついにチェリー材を使ったビリヤードシェイプのパイプを量産します。
50年代になると輸入ブライヤーの入手が可能になったことから、TSUGEは海外のパイプ製法を学び、自身の製品に取り入れるようになります。
1960年代にはベトナムの軍需で専用のパイプを納入するようになり、桜材で作ったパイプのサイゴンに向けて多く輸出していたそうです。
そして1970年代にはデンマークのフリーハンドパイプが世界的なブームとなったことでTSUGEは自社の職人を現地に送り、イヴァルソンやラールセンのノウハウを直で研究しました。
その後、TSUGEのフリーハンドパイプの製作が始まり、そのクオリティはすぐさま国内をはじめ、アメリカやヨーロッパなどで高い評価を獲得することに成功。
TSUGEはその後も高品質なパイプ作りを徹することで世界的なブランドまで昇格しました。
ツゲパイプの買取について
当店ではTSUGE製品も高額にて買取しております。
需要が高いのはやはりフリーハンドシリーズのIKEBANAのお品物です。
有名作家による様々なシェイプがありますが、基本どのパイプも買取価格の高い逸品です。
2019.07.07 | BLOG